落石岬フットパス _ 前編
落石岬フットパスに行ってきました。
スタートは落石灯台。
初めての方は看板とMAPを頼りに行くと思いますが、これが若干わかりにくい。
最初の看板は「落石岬 200m左折」と書いているんですが、次の看板が「落石灯台」となっており、土地勘が無いと、一瞬自信を喪失します。
バリケードがあるので、他車の邪魔にならないよう、端に車を停め、この看板に従って歩きます。
鹿の足跡
歩いて最初に見えてくるものは旧落石無線電信局
1931年(昭和6年)アメリカのリンドバーグ夫妻が北太平洋横断飛行を行った際、無線誘導を行っています。
その際、濃霧の中を根室港に着水。とても歴史のある施設です。
今は池田良二さんという根室市出身の芸術家のスタジオになっており、昭和60年から改修し続けているこの建物で、2008年から「落石計画」というプロジェクトを企画されています。
イベント開催時は中に入ることができ、様々な作品を見ることができます。
落石計画
http://www.ochiishikeikaku.com/top/top.html
旧落石無線電信局を過ぎると、こんな看板が見えてきます。
ここを左に行くと木道に辿りつき、落石岬灯台の方に行けます。
道に騙されて、この道を真っ直ぐ突き進むと落石岬に向かいます。
なかなかの距離があるので、冬は不安になると思います。
この日はとても寒かったので、距離の短い木道をチョイス。
このあたりは真冬だとスノーシューでも遊ぶことができます。
少し歩くと木道の入り口が見えてきます。
この期間以外なら狩猟可能なんでしょうか?
狩猟の知識はあまりないので良く分かりません。
落石岬まで20分とありますが、冬で写真を撮りながらゆっくり歩くと、落石灯台まで約20分といった距離感です。
柵が轢かれており、木道以外から樹林帯に入ることはできません。
一歩足を踏みれると景色がガラっと変わります。
いつも思うのですが、根室の冬景色は色がとても少ない。
木は白っぽく、枯れたような色合い。
全体的に白っぽい空間に自分の色を足す感じ。
とても不思議な空間にいる様な気がします。
春夏は自然も忙しくなるので、色が増え、また違った表情を見せてくれます。
木道は良く整備されており
新しい木が追加されています。
所々抜けており、釘が飛び出ているところもあります。
足元には注意しながら進みましょう。
落石はエゾシカがとても多く、道中何頭も見ることができます。
車との衝突も多数。。。
50年ほど落石に住む方から話を伺うと、狸や野うさぎなども普通にいるそう…。
恐るべし落石。
木道はエゾシカたちの通り道を縦断しているようで至る所に糞があります。
回避することはほぼ不可能。
綺麗好きの僕は発狂しそうになりますが、次第に気にならなくなります。
慣れとは恐ろしい。
木道以外の場所では山盛りになっているところもあります。
それは流石に交わしましょう。笑
しばらく歩くと、一度樹林帯を抜けて、強い風が吹き抜けます。
この後、もう一度樹林帯に入って行きます。
続きは後編で…
木道に寂しく残されたPENTAXのレンズカバー
誰かの落し物
地味に凹むやつ…
後編に続く