北海道の難読地名
道道123号線 厚岸町~
日本には読み方が難しい地名が数多くあるけど、特にそれが多いのは北海道と沖縄県だと思う
その中で、北海道民ですら読むのが難しい地名が道東にあります
根室市~釧路市間の道道沿いにある地名は特に難しいけど、その中で今回は、厚岸町~釧路町の北太平洋シーサイドラインをブラブラしてみましたよー
あやめヶ原をスタートします
道道123号線沿いに駐車場とトイレがありますが、道道から700㍍行ったところにも立派な駐車場とトイレ、案内所があります
無料で見学できますし、これからの季節にヒオウギアヤメの最盛期を迎えますので、厚岸町の隠れた名所を訪ねてみてはいかがですか?
園内から絶景が広がります
訪れたときはまだまばらにしか咲いていませんでしたが、最盛期にはキレイに咲き誇ります
末広から夫婦岩を臨む
道道123号線をあやめヶ原から少し西へ進むと、末広(まびろ)という集落に向かう道があります
そこから海岸線を行くと、ピリカウタ展望台があります
大黒島と小島
展望台から床潭(とこたん)市街地を臨む
いまはピリカウタ展望台につながる道が閉鎖されていますが、一段低いところに広場があるので、そこからも景色を楽しむことができます
厚岸市街地を抜けて、国道44号線を西に進み、門静(もんしず)から海岸線を走る町道に入ると苫多・沖万別を通り、尾幌から道道142号線を進み、いよいよ難読地名地帯に入ります
ちなみに、この尾幌近辺は「ルークシュポール」と呼ばれる土地です
フランス語のような地名ですが、歴としたアイヌ語です
諸説ありますが、どうやら「崖(岩)を通る尾幌への道」という意味だそうです
「ル・ク・シュ・オポロ」が訛ったものらしいのですが、そもそもアイヌ語は文字がなく、標準語のようなものはないので、すべて方言(訛り)のようなものです
もちろんアイヌ民族同士での交易や交流があったわけですから、共通する言葉もあるのですが、訛りはアイヌ語の解読を難しくしている要因の一つなのではないでしょうか
話が少しずれましたが、もうすでに難しい地名が出てるよって方もいると思いますが、これからお見せする地名は漢字を当てはめる意味がないほどの地名です
道道142号線 釧路町
それでは、一部になりますが、難読地名を連続でお楽しみください
もうカタカナ表記でいいじゃん!!
漢字自体も難しい漢字使ってんじゃん!!
他にも初無敵、去来牛、知方学などがありますが、読み方が気になる方は是非直接訪れてみてください
この40㎞ほどの道は景色もキレイで、それぞれの集落にも立ち寄りたくなる場所ですよ
カキの直売をしている集落もありますよ!
キトウシ野営場
道道142号線から案内にしたがって、林道のような道を進むと、急に景色が広がります
私が訪れたときは、外国からのキャンパーや道外からのキャンパーが10名ほどいました
キャンプ場からの景色は絶景です
近くに光源もないので、星空を楽しむことが出来ると思います
水場やトイレ、アズマ屋なども完備されていて無料のキャンプ場としては申し分ないものでした
本日のブラブラは、移動距離300㎞、所要時間5時間でした
また次のブラブラでっ!!
落石岬フットパス _ 後編
前編からの続き…
再び樹林帯に入ります。
木道は雪があるとこんな感じ。
長靴でも問題ありませんが、疲れるのでできればmidカット以上のトレッキングシューズが良いと思います。
樹林帯に入ると強く吹いていた風が無くなります。
歩いていると…
んん???
望遠でないので画質が悪いのですが、
鹿の群れ(約20頭)が横断していきました。
この後同じような群れに3回遭遇。
写真を撮れなかったのが残念…
このような鹿の通り道になっている場所が何箇所かありました。
最近、根室産エゾシカ肉の知名度向上を目指している「根室管内エゾシカ地域ブランド化協議会」が、鹿肉のブランド名を「根室ディア」に決めたみたいです。
なんでも、海霧に含まれるミネラル豊富な草を食べる管内のエゾシカの肉は良質とされているようです。
確かにこのあたりで食べる鹿肉は美味しい。
阿寒にある両国総本店さんの鹿肉も美味しいと有名でファンが多い。
なんでも猟師さんが相当腕の良い方らしいです。興味のある方は是非。
しばらく歩くと樹林帯を抜けます。
見えてくる赤い建物。
根室十景 落石岬です。
雪があるとまた違う景色
ルートマップには落石灯台と記載されており、正式な落石岬はもっと西にあります。
遠くからこちらを見るエゾシカ達。
…まだ見てる…
フットパスのマーク
落石岬灯台です。
ここで小休憩。
ゴミはしっかり持ち帰ります。
この辺りは岬独特のスケール感が味わえます。
晴れと曇りでこんなに景色が変わります。
ここから少し西に行く
傾斜を利用して、スノーシューで遊びます。
この辺はエゾシカ達が休む場所なのか、糞尿が尋常な量ではありません。
足早に退却。
雪が減ると随分景色が変わります。
少し移動して、海を見ながら軽食をとりました。
本当は西側の落石岬や地球環境モニタリングステーションなども見に行きたかったのですが、気温が下がり、風も強くなってきたので引き返しました。
ゆっく見るには3時間では時間が足りません。
冬は気温の低さに風がプラスされるので、しっかり防寒した方が良いと思います。
サングラスもあると尚疲れません。
フットパスで軽く汗を流しながら、自然を楽しむのも良いと思います。
落石岬は自然と歴史を楽しめるパスです。おすすめです。
落石岬フットパス
落石岬フットパス _ 前編
落石岬フットパスに行ってきました。
スタートは落石灯台。
初めての方は看板とMAPを頼りに行くと思いますが、これが若干わかりにくい。
最初の看板は「落石岬 200m左折」と書いているんですが、次の看板が「落石灯台」となっており、土地勘が無いと、一瞬自信を喪失します。
バリケードがあるので、他車の邪魔にならないよう、端に車を停め、この看板に従って歩きます。
鹿の足跡
歩いて最初に見えてくるものは旧落石無線電信局
1931年(昭和6年)アメリカのリンドバーグ夫妻が北太平洋横断飛行を行った際、無線誘導を行っています。
その際、濃霧の中を根室港に着水。とても歴史のある施設です。
今は池田良二さんという根室市出身の芸術家のスタジオになっており、昭和60年から改修し続けているこの建物で、2008年から「落石計画」というプロジェクトを企画されています。
イベント開催時は中に入ることができ、様々な作品を見ることができます。
落石計画
http://www.ochiishikeikaku.com/top/top.html
旧落石無線電信局を過ぎると、こんな看板が見えてきます。
ここを左に行くと木道に辿りつき、落石岬灯台の方に行けます。
道に騙されて、この道を真っ直ぐ突き進むと落石岬に向かいます。
なかなかの距離があるので、冬は不安になると思います。
この日はとても寒かったので、距離の短い木道をチョイス。
このあたりは真冬だとスノーシューでも遊ぶことができます。
少し歩くと木道の入り口が見えてきます。
この期間以外なら狩猟可能なんでしょうか?
狩猟の知識はあまりないので良く分かりません。
落石岬まで20分とありますが、冬で写真を撮りながらゆっくり歩くと、落石灯台まで約20分といった距離感です。
柵が轢かれており、木道以外から樹林帯に入ることはできません。
一歩足を踏みれると景色がガラっと変わります。
いつも思うのですが、根室の冬景色は色がとても少ない。
木は白っぽく、枯れたような色合い。
全体的に白っぽい空間に自分の色を足す感じ。
とても不思議な空間にいる様な気がします。
春夏は自然も忙しくなるので、色が増え、また違った表情を見せてくれます。
木道は良く整備されており
新しい木が追加されています。
所々抜けており、釘が飛び出ているところもあります。
足元には注意しながら進みましょう。
落石はエゾシカがとても多く、道中何頭も見ることができます。
車との衝突も多数。。。
50年ほど落石に住む方から話を伺うと、狸や野うさぎなども普通にいるそう…。
恐るべし落石。
木道はエゾシカたちの通り道を縦断しているようで至る所に糞があります。
回避することはほぼ不可能。
綺麗好きの僕は発狂しそうになりますが、次第に気にならなくなります。
慣れとは恐ろしい。
木道以外の場所では山盛りになっているところもあります。
それは流石に交わしましょう。笑
しばらく歩くと、一度樹林帯を抜けて、強い風が吹き抜けます。
この後、もう一度樹林帯に入って行きます。
続きは後編で…
木道に寂しく残されたPENTAXのレンズカバー
誰かの落し物
地味に凹むやつ…
後編に続く
根室フットパス
そもそも「フットパス」とはなんでしょ。
イギリスが発祥のもののようです。
日本フットパス協会によりますと、
ー『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】』のことを指してイギリスではフットパスが国土を網の目のように縫い、国民は積極的に歩くことを楽しんでいます。
近年、日本においてもさまざまな地域において、各々の特徴を活かした魅力的なフットパスが整備されてきています。ー
と説明されています。
なんだか小洒落たものに感じてきます。
はい。
根室フットパスを楽しむには、まず通行手形の代わりとなる「ルートマップ」を入手します。
このようなMAPが1つ200円で売られています。
1度購入すると何度でも利用できるので
自分が行きたい場所だけ買うのも良し
全て揃えるも良し
という感じです。
根室フットパスは全6ルートなので、全部揃えても1,200円です。
全てのルートにおいて、管理人が常駐しておらず、通行手形を見せなければならないものではありません。
正直買わなくとも楽しむことはできてしまうものですが、このようなルートを解放・整備・維持してくれている方々への感謝と寄付という気持ちから、私は購入をお勧めします。
「根室観光インフォメーションセンター」で全て購入しましたが、「道の駅スワン44ねむろ」など、様々な場所で購入できます。
❶別当賀パス 5km
❷明郷パス 4.3km
❸厚床パス10.5km
❹初田牛パス 13.5km
❺おちいし岬パス 7.4km
❻浜松パス 8km
全て歩くと合計で48.7kmとなります。
北根室ランチウェイのようにトレイルで楽しむものではないので、
48.7kmを一気に歩くことはできませんが、その日の気分でコースを選んで楽しむことができます。
今年こそ行きたいんですがなかなか時間が・・・
とりあえず、冬のおちいし岬フットパスに行ってきましたので、次回はそれを更新したいと思います!
根室フットパス
根室フットパス(AB-MOBIT)
http://www.nemuro-footpath.com
落石シーサイドウェイ
春国岱という場所
北海道の最果てといわれる道東地区の中でも、さらにその雰囲気を堪能できるのが根室市にある【春国岱】という場所。
今回は写真を撮りたい欲にかられた2人が、
休日の早朝を有意義に過ごすため、
その春国岱に行ってきましたので、
ご紹介しようと思います。
集合は午前5時30分、
のはずが、出発は午前6時30分。
そうです。寝坊です。案の定。(私が)
ですが、一般的にはまだまだ早朝。
眠たい目を擦りながら車を走らせ到着。
春国岱が醸し出す何とも言えない雰囲気と
早朝の清々しい空気、
これだけで満足度はかなり高いです。
ちなみに春国岱は、「しゅんくにたい」と読み、
アイヌ語の「スンクニタイ」(エゾマツ・林の意)が由来とのことで、
砂が堆積してできた砂丘らしいんですが
様々な地形が混在されているようです。
歩いてるときも
春国岱って結局なんなんだろう?といった会話をしたんですが、
そういうことだったんですね!
いや、Wikipediaを読んでも
全然わからなかったですけど笑
一応リンクを貼っておきます。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%98%A5%E5%9B%BD%E5%B2%B1
しかし、こういった説明は苦手だ・・・
そしてここからは
整備された木道を歩きながらひたすら撮影。
私はSONY α6500とsigma 30mm f1.4の標準画角の単焦点、
友人はCanon EOS Kiss x4と10-18 f4.5-5.6の広角ズームの組み合わせ。
撮るカメラやレンズで表現が全く異なるのがカメラの本当に面白いところ。
やはり影響が大きいのはレンズでしょうか。
sigmaの冷ややかで繊細な写りと
Canon特有の暖かい色のり・・・
ここ1年くらいカメラにどっぷりハマっておりまして、長くなってしまいそうなので、写真の話はまた別の記事で・・・
木道を歩き歩き、
これが意外と距離があるんです。
ですが疲れを忘れさせるほどの雰囲気。
その風景はまさに絶景。
しっかりと整備された木道を進んでいくと、アカエゾマツの林の中に吸い込まれ、逆方向にいくと、海岸沿いへ
たくさんの鹿や白鳥が迎えてくれました。
ちょっと怖いくらいに。
ここは野鳥の聖地でもあり、
確認されている鳥類は280種にも及ぶらしく、シーズンには国内外からバードウォッチャーが訪れるそうです。
私もいつか望遠レンズを買って野鳥撮影をしてみたい・・
ここを訪れるのは2回目ですが、
以前きたのは春先でしたので、
冬の春国岱もまた格別でした。
道東で自然を楽しむ、となると真っ先にあがるのは知床方面だと思いますが、
ここ春国岱もまた違った視点で北海道を、そして道東を感じることができると思います。
夏の避暑地としても是非。
とにかく、早朝から何も考えずパシャパシャと写真をとるのがすごく楽しかったです。
それではまた。
CAFE TRUNK _ 別海町
すっきりした生クリームが高々と盛られます。
ふわふわで口当たりの軽い食感のパンケーキは…
サイフォンで静かに淹れるコーヒーととても良く合います。
食事系のパンケーキも限定数食で用意されていて、メンズでも満足のボリューム。
僕は一人静かに食べたい時は、ホットサンドとコーヒーを注文して電子書籍を読みます。
なんともナルシストな時間が過ごせます。笑
禁煙なので、タバコが苦手な方や妊婦さんにもおすすめ。
カフェインレスのコーヒーもあります。
道東ドライブの際には是非。
CAFE TRUNK(カフェ トランク)
11:30~18:00(木曜定休)
根室市から約50分 / 釧路市から約90分 / 中標津から約30分
冬ドライブ
この地域では流氷が来る前に、海が凍ります
こうなると、海での釣りができなくなり、この時期のアウトドアは川や湖でのワカサギ釣りにシフトしていきます
でも今回は、そんな海も凍るような寒い日に釣りはしたくない!ということで、車でブラブラしてきました
タンチョウ若鳥の群れ
目的もなくブラブラしていると、タンチョウ発見!あまりこの地域では珍しい鳥ではないんですけど、一カ所に固まってこれだけの数がいると、少しびっくりします
道路に飛び出してくるシカやキツネは日常茶飯事ですが、このタンチョウも道路のすぐ横にいたため、アブナイのです
ちなみに頭の上が赤くないのは、若鳥だからで、成長すると赤くなってきます
厚岸の海
個人的に大好きな町です
太平洋側の海なので、先程のオホーツク海側の漁港とは様子が違いますね
カキで有名な厚岸ですが、カキは月のスペルに『R』がつく月に食べることができると言われていますが、厚岸は一年中食べることができます
一年を通してイベントが多い町なので、その様子はまたの機会で!
薄暮の春国岱
綺麗ですよね~!
春国岱を取り囲む海が全て氷で閉ざされ、それに合わせるかのように、オオワシ・オジロワシ等が根室に集まってきます
日本で見ることのできる野鳥の種類の半数以上が、根室で観察することができるそうです
今回のブラブラの走行距離360㎞、所要時間6時間30分 道東は広いですわ!
それではまたのブラブラで!